ナックルヘッド、パンヘッド、ショベルヘッド向けオイルのお話です。
ショベル以前は「シングル50番」が指定粘度です。これは当時シングルグレードオイルが主流だったからです。ショベル以降はマルチグレード「20W50」がハーレー指定粘度です。そのためショベル以前のハーレーにも「20Ｗ50」や「20Ｗ55」入れるのは理にかなっています。特に冬場エンジン始動が楽で、始動直後の低温時もオイルが滑らかに回ります。

では「シングル50番」の良さって何でしょうか。それは当時のブレンドで製造された当時のエンジン向けのオイルと言うことです。鉱物油のためシール適合性が最適で古いシールを傷めません。当時のシールやガスケットは紙製のものもあり鉱物油が適度に膨張させることでオイル漏れを防いでいます。
T-BLEND「シングル50番」は鉱物油の中でもとても性能が良い「グループⅡ」を使用し、さらに粘度低下の原因になる高粘度ポリマー未使用の、いわゆる「ノンポリマーオイル」です。
常温で振ればわかる「根性あるオイル」です。ただ冬場のキックは重いので体重100kg以上必要？です。今から美味しいものをたくさん食べて脚力を鍛えておいてください。
「根性ある人が使うド根性オイル」が「シングル50番」です！