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粘度指数向上剤(VII)の真実 その4 驚きの事実

 

固体、ペレット、液体すべて粘度指数向上剤です!

 

粘度指数向上剤(VII)今回はオイルマニアが知らない驚きの事実です。
もし「この内容を知っていたよ」というならあなたはもうマニアではなく業界人です!!

粘度指数向上剤と聞いてみなさんはどんなものを想像しますか?多くのマニアは水あめのようなドロッとした液体を想像しませんか?
正解です…と言いたいところですが本来の粘度指数向上剤は固体です。

元は写真左側の「ベール」と呼ばれるかたまりで、これを使いやすく細かくしたのが真ん中の「ペレット」です。そしてマニアの方がご存じなのが右側の写真のようなベースオイルで溶いたものです!
現在でもグリス製造業者は固体から使用していますが、オイル製造業者は通常液体の粘度指数向上剤を使用しています。

ここからが驚きの事実です。多くの製造業者はオイル製造に使用している粘度指数向上剤が何で溶かれているか知りません。実は①グループⅠ鉱油 ②グループⅡ鉱油 ③グループⅢ(VHVI)④グループⅣ のどれかで溶かしています。

当然安物は「グループⅠ」で溶いています。となると「化学合成100%」と書いてあっても5%から15%位(粘度指数向上剤の量はオイルにより異なります)は「グループⅠ」の鉱油が入っている可能性があると言うことです。
これを理解せずに粘度指数向上剤を使用すると想像以上に性能が低くなります。性能が良いもの(合成油)と悪いもの(鉱物油)を混ぜると悪い方に引っ張られます。ある意味人間の弱さと似ているかも…

もちろんコストも大切なポイントです。価格重視のオイルには価格重視のものを使用すれば良いと思います。しかし高級品にはちゃんとよく考えて入れないとだめですよと言うことです。

「MIKADO-OIL T-BLEND」はここまで考えて作っています。

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