ベースオイル新情報 GTLとCTL
中国のCTLプラント
あなたがオイルマニアならGTLを知っていますよね!
とはいえ、同業者の方に「GTLって何ですか?」と聞かれのけぞったことがあったので知らなくても恥ではありません。
GTLとは「Gas To Liquid」の頭文字で「天然ガスから製造されたベースオイル」です。不純物が少なくPAOと同じグループⅣでいいと思いますがAPI分類ではグループⅢです。
ただGTL製造元の「某メジャー・貝印」は差別化のためGⅢ++としています。それくらい素晴らしいベースオイルです。
「そんなにいいなら当然MIKADO.OILに使っているよね!」と突っ込まれますが残念なことに「貝印」さんはGTLを他社に販売していません。ケチだからではなくて製造量が少ないからです。
しかし最近GTLにも意外なルートで大きな動きがありそうです(まだ極秘)。
待望の「価格と性能のバランスがとても良いGTL」が手に入る日は近いかもしれません。
最後に最新情報CTLについてです。CTLは「Coal To Liquid」の略で石炭から作るベースオイルです。マニアも業界人もまだあまり知らない言葉です。2019年春ごろから中国でパイロットプラントが稼働を初め性能はPAO並みと思われます。粘度も3cStから高粘度まで幅広い感じです。詳細はこれからです。
GTLやCTL以外にベースオイルには秘密の新しい動きが出てきています。
今後の展開をお楽しみにお待ちください!
※おまけの豆知識 CTL自体は実は意外と古くからあり、ナチスドイツは石炭から人造石油(ガソリンや軽油)を製造し第二次大戦を戦っていたそうです。