新油の性能と使用油の性能差 あっと言う間に落ちるオイルも!
摩擦係数の変化 新油と5000Km走行後
新油と使用後のオイルを比較すると当然使用後の方が性能は落ちます。ではどれくらい落ちるのでしょうか。
あるデータがあります。某社の10W40オイルの摩擦係数について、新油と5000キロ走行後オイルを比較したもので「静摩擦係数は0.136⇒0.270と1.98倍」に、「動摩擦係数は0.081⇒0.163と2.01倍」と摩擦係数が増加しています。摩擦係数が増えると当然燃費が落ちエンジン各部の摩耗が進みます。
オイルにより変化の度合いは異なります。オイルによっては新油の時に高性能だったものがあっと言う間に性能が落ちる場合があります。もちろん走行状態により大きく変化しますが、オイルだけで言うとその原因として ①粘度指数向上剤が粗悪 ②清浄分散剤が適正量入っていない ③ベースオイルが鉱物油(特にグループⅠ) ④DIパッケージの量が少ない ⑤不適切な添加剤の使用 などがあります。
新油時の性能も大切ですが使用後もその性能を持続するのはとても大事です。ここが地味ですが良いオイルと悪いオイルの差です。わかりにくい性能でなかなか見てもらえない部分ですがここにこだわっています。
最後にCMです。若い時は元気でもあっという間に体力がなくなるオイルより、歳をとっても元気なオイルが欲しい方はお問合せ下さいm(__)m