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国産クラシックカーにはどんなオイル? 昭和45年にタイムスリップ

国産クラシックカーは魅力的です。その個性に満ちたデザインは今の車とはまったく違います。ハコスカGTRのエンジンの素早い吹き上がり、117クーペや初代シルビアのなめらかな肌、フェアレディの無骨さ…生きた化石デボネア…まるで恐竜図鑑をながめる子供の気分です。いつまでも本題に入れないのでここでやめますが、本当に魅力的です。

さて1970年(昭和45年)頃のオイルはどのようなものでしょうか。1970年当時の最新オイル規格はAPI「SD」でした。上記の表を参照して下さい。
では現在のAPI「SL」「SN」「SNPlus」は使用可能でしょうか?答えは「YES」です。当然すべてに高性能です。ちなみに「SA」規格は添加剤無しの鉱物油ベースオイル100%で、だからこそベースオイル本来の性能が最高の「ペンシルバニア産オイル」が一番でした!!(なかでもPENNZOILは私の憧れでした)

では当時のベースオイルが鉱物油なので鉱物油以外はダメでしょうか?
答えは「YESでNO」です。個人的には鉱物油よりGⅢ(VHVI いわゆる合成油)がお勧めです。「NO」と言うのは「PAO」や「エステル」を高濃度に配合したオイルはシール適合性の関係でお勧めしません。同時のシールは紙製すらありオイル漏れしやすいからです。(GⅢはシール適合性OKです)

粘度的には整備手帳記載の指定粘度または、1つ高粘度オイルがお勧めです。間違っても0W16や0W20などの低粘度オイルは入れないで下さい。焼け付きます!

最後に大切に長く乗るならオイル交換は早めに、また距離を走らなくても最低年に一度、出来れば半年に1度はオイル交換して下さい。

おまけ 
私も乗っていたクラッシックミニは普通のオイルではなくせん断安定性が良いオイルが必要です。また別の機会に書きます。

 

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