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燃費 その4 新油と使用油の燃費の違い

このオイルは「燃費が○%伸びます」とあっても多くは新油の燃費です。先日ある方から「オイル交換して15000Km走ったけど最近燃費が落ちてきた」と相談され、かなり焦りました。もちろん焦った理由は15000Km無交換にです。しかし当然燃費もかなり落ちてきます。

 では新油と使用油(業界ではエージドオイル)では燃費がどれくらい違うのでしょうか。

 1つの目安としてILSACの最新省燃費規格「GF-6」を参照します。「GF-6」規格取得には新油だけでなく使用油の省燃費性能も必要です。これがこの規格のすごいところです。

 GF-6」規格では0W20の場合「新油+使用油」で3.8%以上・「使用油」では1.8%以上の燃費の改善(対基準油比)と規定されています。つまり「新油+使用油」で平均3.8%以上伸びて、使用油では1.8%以上と言うことは「新油」から「使用油」になると燃費は3%~4%落ちることがわかります。

なおGF-6規格で言う「使用油」とは125時間=1万マイル=約16000Km走行相当です。つまり最初に書いた「15000Kmオイル交換しないで乗った方」は最初の燃費より4%程度落ちて気が付かれたと思います。

 オイル中の摩擦低減剤は使用に伴い減少する添加剤です。オイル交換は燃費にも大きく関係します。

 

おまけ 「T-BLEND SP規格オイル」は「GF-6」規格の高性能省燃費オイルです。40番に「GF-6」がつかない理由は40番以上の高粘度オイルは省燃費規格の設定がないためです。

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