タイミングチェーンと摩耗について その4 摩耗とオイル
タイミングチェーン摩耗を防ぐには A.オイルの性能 B.適切なオイル粘度 C.早めのオイル交換 の3つが大切です。
A. オイルの性能
- 規格は「SP規格」 チェーン摩耗対策済み「SP規格」の使用をお勧めします。「SP規格」以前の「SN規格」などは対策はされていません。
- ベースオイルは「合成油」 鉱物油>部分合成油>合成油とチェーン摩耗は少なくなります。合成油が摩耗対策に効果的です。データでは鉱物油は合成油の約2倍摩耗します。
- FM剤系添加剤入り チェーン摩耗防止にはFM剤の添加が有効です。特にモリブデンは摩擦を低減し摩耗を防止します。
- サイレントチェーン対策 多くの車で使用されているサイレントチェーンは面圧が高くピンとプレートのクリアランスが非常に狭いため分子量が大きい粘度指数向上剤が入れず粘度が低下し摩耗が起きます。解決にはベースオイルの粘度確保と粘度指数向上剤の分子量の小型化が必要です。
B. 適切なオイル粘度
- 指定粘度またはそれ以上の粘度が必要 指定粘度またはそれより高粘度がお勧めです。特に「0W8」「0W12」「0W16」は油膜が薄くチェーン摩耗対策に不利です。(省燃費には有利です)
C. 早めのオイル交換
- オイル交換 未燃焼ガソリンは粘度低下を起こし摩耗を増加させます。また固いカーボンが油中に混ざると飛躍的に摩耗が増大します。これを防止するには定期的なオイル交換が必要です。私は3000キロ毎の交換をお勧めします。
チェーン摩耗を防ぐことはチェーン以外のエンジン各部の摩耗も防ぐことにもなります。
CMタイムです。
チェーン摩耗対策にはT-BLEND SPをお勧めします
①チェーン摩耗対策済み「SP規格」と省燃費規格「GF-6」付きです。
②ベースオイルは合成油(グループⅢ VHVI)です。
③FM剤にコンプレックスエステルとモリブデンを適量配合しています
④粘度指数向上剤をより分子量の小さい高級品に変更 サイレントチェーンにも対応済みです。また使用による粘度低下も減少します
あとは愛車のオイル交換をするだけです!!