使用油(エージドオイル)のLSPI性能 次期規格との関係!
LSPIは直噴ターボエンジンで低速時に起きる非常に激しいノッキングのことで場合によってはエンジンを破壊します。
SP規格の大きな特徴にLSPI防止性能があります。新油時ではLSPIの発生を一定時間で5回以下に抑えます。しかし使用油(エージドオイル)には全く規程がありません。実はオイル交換後、走行距離が増えるにつれてLSPI回数が数倍以上に増加することがわかっています。
このため現在5年後の2025年前後を目途に次の「SQ(仮称)GF-7」規格の開発がすでにスタートしておりリリースは5年の2025年以降と予想されます。この「SQ GF-7」規格では使用油に対するLSPI性能が規定されます。(使用油のLSPI性能は大きな問題のため場合によってはこの性能だけを先に「SP-Plus(SPプラス)GF-6」として制定する可能性があります)
つまり現在のエンジンオイルの一番の問題点は使用するにつれ増加するLSPI発生回数をどう食い止めるかです。現在各社の技術開発が進みつつあります。
おまけ
現行規格「SP GF-6」と次期規格「SQ GF-7」の違いは、①使用油に対するLSPI性能 ②省燃費性能の向上 ③使用油に対する省燃費性能の向上 と思われます。
CMタイム
弊社ではT-BLEND SP規格ですでにこの「使用油に対するLSPI性能」に対応済みです。使用油(エージドオイル)でもLSPI性能は落ちません。