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低粘度オイルの粘度について 勘違いしていませんか?

実は低粘度オイルの粘度は上記のグラフのように重なっています!

20番の下が16番で、16番の下が12番ではないです。20番以下は粘度に重なりがあります。例えば「100℃動粘度 7.0」のオイルは20番・16番・12番のどれにも該当します。では1つのオイルで3つの粘度規格を表示出来るでしょうか?答えは出来ません。

 理由はオイルの粘度規格は ①100℃動粘度 ②150℃ HTHS(高温高せん断粘度) の2つで決まるからです。上記グラフに記載のようにそれぞれ最低のHTHSが決まっています。「100℃動粘度 7.0」のオイルはHTHSが例えば「2.0」なら12番、「2.3」なら16

2.6」なら20番になります。

 20番から上は動粘度できちんと分かれているのでわかりやすいですが低粘度オイルは動粘度に重なりがあります。あまり知られていない豆知識です。

 

おまけ 低粘度オイルの規格からエンジンにはHTHSが非常に大切と言うことがわかります。個人的にはエンジンを発電機としてしか使用しなければ0W80W12でも大丈夫かも知れませんが、エンジンをエンジンとして使用するなら最低HTHS2.6以上(20番以上)のオイルがお勧めです。

 

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