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私見 電気自動車の強制に反対! 2030年問題

エンジン車と電気自動車の共存を!

 

今回のブログは100%私見です。

今、環境保護を理由に自動車の電化が強引に進められています。本当に2030年や2035年にガソリンエンジン・ディーゼルエンジン車の販売を禁止しすべて電気自動車にして良いのでしょうか?

 私は急激な電気自動車化の動きは ①日米欧の自動車会社がもつエンジンノウハウの無力化(電化すると世界から安い部品を買えば誰でも製造可能) ②政治的な動き(とりあえず電気自動車100%で世界を納得させる安易な姿勢) でおかしいと思っています。

 日本ではハイブリッド車など省燃費技術の開発が非常に進んでおり排ガスもクリーンです。その裏には自動車会社の長年の多大な技術の積み重ねと多額の研究投資があります。エンジンオイルも5W30から0W200W16、さらに0W8と日本は世界に先駆けて低粘度化して省燃費化を進めています。このすぐれた省燃費性と環境保護性能は世界のNO1と思います。

 逆に電気自動車の大きなバッテリーは製造時・廃棄時多大な環境汚染を引き起こしさらに寿命が数年しか持ちません。フル充電時の走行距離も短く、充電に時間がかかります。(10年後は今より改善されているでしょうが…)また電気を作る石油・石炭発電所も環境汚染を引き起こし、原子力は別の大きな問題を抱え、風力、太陽光発電は不安定です。

災害にも無防備です。私は阪神大震災を経験しましたが停電解消まで1週間かかりました。もし電気自動車なら全滅です。大雪で数日閉じ込められても同じです。ちなみに日本は世界有数の豪雪地帯です。

 さらに電化によりガソリンスタンドはつぶれます。重要な生活インフラ消滅し灯油や草刈り機やポンプ、耕運機などのガソリン・軽油は買えなくなります。自動車会社、石油元売り、整備工場、ショツプなどのすべてがつぶれるか体力を奪われていきます。もちろんオイル会社も同じです。

 最後に電気自動車に反対ではなく、電気自動車は宅配など使い道があります。これまでのエンジン付きの自動車とお互いの得意分野を生かして共存する社会こそ理想の未来と思います。

 

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