ACEA2021 新しい規格と新しいテスト項目 「A7/B7・C6」「LSPI・チェーン摩耗」
近日中にリリース予定の「ACEA2021」の規格と主要テストについてお伝えします。
ACEA2021では「A3/B3」「C1」が廃止され、新しく「A7/B7」と「C7」が出ます。また新採用のテストに「LSPI(低速早期着火・スーパーノッキング)」「チェーン摩耗」「ターボデポジット(ターボコンプレッサーに付着し性能劣化の原因となる汚れ)」のテストなどがあります。ただこのテストは表を見て頂くとわかりますように新設される「A7/B7」「C6」規格のみに適用されます。これ以外の「A3/B4」や「C3」規格はオイルメーカーにより任意でテストをするかしないか対応がわかれます。
弊社では次のACEA2021では当然ながら新テストをすべての規格で行います。LSPIもチェーン摩耗もターボデポジットも合格します。このあたりがオイルの性能の分かれ目になります。
超マニア向けのおまけ
- LSPIテスト Seq.Ⅸ ASTM D8291
- タイミングチェーン摩耗テスト Seq.Ⅹ ASTM D8279
- ターボデポジット(TCCD) CEC L-114-19
- 省燃費テスト(C6以外)M111FE CEC L-54-96
- 省燃費テスト(C6) JASO M366(日本発のテスト!)