「ACEA2021」 その3 簡単にわかるACEA2021 早見表 保存版!
ACEA2021が簡単にわかる「早見表」です。なおディーゼル・ガソリン兼用で使用出来ます。
ACEA2021は①HTHS粘度 ②SAPS量 ③直噴ターボエンジン用のLSPI・チェーン摩耗対策等 の3つで分類されます。
①HTHS粘度が高いほど油膜が厚くエンジン保護に優れ、燃費は落ちます。大胆に言うと「C2」指定車に「C3」を、「A5/B5」指定車に「A3/B4」を入れるのは燃費が1%程度落ちる以外は問題ありません。
②SAPS量は多いほどエンジン保護に優れますが排ガス対策の触媒を詰まらせます。簡単にいうと触媒装着車(ディーゼル車はDPF・ガソリン車はGPF)には「C」規格を、未装着車には「A/B」規格を使用して下さい。
③直噴ターボ対策は「LSPI・チェーン摩耗・ターボデポジット」試験済みです。今回「C6」「A7/B7」が新設され直噴ターボ車にはこの2つがベターです。ただあまり神経質になることはなくこれまでの規格で使用可能です。そもそも「C3」や「A3/B4」等にはテスト済みがありません。未試験より試験済みがより安心という程度です。
最後に従来の「ACEA2016」にあった「C1」「A3/B3」は廃止です。「C1」指定車は少し燃費が落ちますが「C4」を、「A3/B3」は「A3/B4」を使用するのが良いと思います。