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ベンツのアプルーバルとACEA規格について 保存版

ベンツのアプルーバル(推奨規格)は2020年現在、乗用車用だけで11種類あります。各アプルーバルがACEA規格で何になるかの一覧が上記の表です。例えば「MB226.5」が指定のエンジンには「ACEA A3/B3・A3/B4」を使用します。

ちなみにメルセデス・ベンツ日本(株)のHPには、ガソリンエンジン用として ①MB229.3(A3/B3)5W40 ②MB229.5(A3/B4)5W40、ディーゼルエンジン用には ③MB229.31(C3)5W30の3種類しか記載がありません。

 

ここからは私見です。(ベンツの見解ではありません)

整備工場などではACEAだけで6種類(プラス各粘度が必要)もオイルを揃えるのは大変と思います。その場合私見ですがほぼ「A3/B4」と「C3」で対応可能ではと思います。(もちろん指定粘度で)

それが上記の表の「使用可能(私見)」です。MB229.51だけ赤字の理由ですがこれだけは出来れば「C4」がより望ましいからです。理由は硫酸灰分量(SA)でMB226.51では0.5以下が規定ですが、C3は0.8以下とやや硫酸灰分が多いため長期的には触媒が詰まりやすいからです。

あと「HTHSがより高い」と書いている部分は指定よりより高粘度になるため燃費が少し落ちますがエンジン保護には優れるため使用可能です。理屈としては0W20指定車に0W30を入れたような感じです。

 

今回はかなり難しいベンツのアプルーバルを出来るだけわかりやすく書いてみました。

 

CMタイム  「T-BLEND ACEA」には C3 0W30、5W30、5W40 と A3/B4 5W30、5W40があります。

 

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