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「省燃費」と「エンジン保護」 両立可能?不可能?

「省燃費」と「エンジン保護」はエンジンオイルに求められる2大性能ですが両立可能でしょうか?それとも不可能でしょうか?答えは「両立不可能ですがある程度までは可能」です。

まず両立出来ない理由です。例えば「0W-16」と「5W-30」を比較すると「0W-16」は省燃費性能に優れていますがエンジン保護で劣ります。「5W-30」はその逆です。油膜の厚さが違います。

わかりやすく言えば「0W-16」は薄いクッションで「5W-30」は厚いクッションです。薄いクッションは軽くて持ち運びが楽ですがドスンと座ると腰が痛くなります。厚いクッションは重くて持ち運びが大変ですが腰が痛くなりません。つまり低粘度オイルは「省燃費」に優れ「エンジン保護」に劣り、高粘度オイルはその逆です。これが「省燃費」と「エンジン保護」が両立しない理由です。

では「ある程度両立出来る」理由は何でしょうか?クッションの例で言うともし素材を性能が良くて軽い「羽毛(ダウン)」で作ればどうでしょうか?軽くて持ち運びが楽で腰を痛めない高性能クッションを作ることが出来ます。つまり「省燃費(軽い)」と「エンジン保護(腰が痛くならない)」がある程度まで両立できます。つまりここが素材の良さと技術力です。

 

おまけ                                                                       API規格オイルでは①「GF-6」が付いていると省燃費性能に優れています。②「RC」はエンジン保護性能に優れています。③「GF-6」「RC」両方が付いていると省燃費とエンジン保護が両立している高性能オイルです。

 

CMタイム MIKADO OILでは「エンジン保護」を優先しています。省燃費も大切ですが追求しすぎてエンジンが傷むのは間違っていると考えます。自分の健康が大切なようにエンジンの健康寿命が一番大切です。(もちろん高性能ベールオイルや摩擦低減剤等で省燃費も可能な限り高いレベルで両立しています)

 

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