多層フラーレン二硫化タングステンの使用例 コマツ大型ダンプHD465-7
T-BOOSTの主原料・多層フラーレン二硫化タングステン(IF-WS2)を添加するとエンジンオイル・ギアオイルの潤滑性能や極圧性能が向上するため、燃費が改善され、出力があがり、作動温度が低下し、摩耗が少なくなります。これから数回にわけて海外での使用例を紹介したいと思います。多層フラーレン二硫化タングステンは自動車のみならず、鉱業、建設、産業、エネルギー産業、船舶、輸送など、多くの場面で使用されています。
インドネシアの石炭鉱山での使用例
- 使用車両 コマツHD465-7 大型ダンプトラック SAA6Dエンジン 直噴ターボ 排気量23L
- 最大積載量 55トン
- 使用オイル TOTAL 15W40 86L使用
- 添加剤 多層フラーレン二硫化タングステン IF-WS2
結果
- 燃料消費量 7%削減
- エンジン回転数 3%増加
- 排気ガス温度 4%低下
- オイル交換時間 500時間から717時間に43%向上
ちなみにダンプトラックでは車両を停止して使用することも多いためオイル交換は距離ではなく使用時間で管理します。一定時間ごとに使用油を分析し、オイル中の鉄分量(オイルが悪いと摩耗は進み鉄分量が増えます)やアルカリ価などを計測しオイル交換が必要かどうかを判断します。
多層フラーレン二硫化タングステン IF-WS2はこのような非常に過酷な状況でも燃費を伸ばしエンジンの摩耗を防ぎます。