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2023年初夏から秋 オイル価格予想

2023年初夏から秋にかけてのオイル価格予想です。あくまでも私の個人的な予想です。

結論から書くと大きな価格変動はなく上がっても割と小幅と思います。理由はベースオイルだけで見ると鉱物油はやや下がり気味、合成油はやや上がり気味ですが、容器代、輸送コスト・製造コストなどは上がっているため、全体的は据え置きから少し上がり傾向な感じです。石油元売り各社のオイルは今年1月から10月にかけて容器代や製造・輸送コスト上昇分をオイルの価格変動と別に転嫁するようです。問題は為替で135円程度より円安になると価格上昇傾向になります。以下に少し詳しく書きます。

 

ベースオイル価格 

ベースオイルの種類により価格動向が異なり非常にわかりづらい動きです。鉱物油ベースオイルはやや下がり気味で夏から秋もこの傾向と思われます。グループⅢ(VHVI)ベースオイルは海外価格と日本価格の差を調整中でその分がやや上がり気味です。供給は安定しています。ただエステルの一部に、理由は書けませんが供給が不安定なものがあります。

添加剤

ここでの添加剤とはオイルの製造に使用するDIパッケージや粘度指数向上剤のことで量販店などの店頭で販売されている添加剤とは異なります。昨年1年はずっと値上がり続きでしたが今年春の値上げでこのあとしばらく落ち着きそうです。供給はギア用のごく一部に入荷遅れがありますがほぼ安定しています。

容器代

ペール缶やドラム缶は昨年から何度も値上がりしており、春の値上げで終わりかさらに値上げがあるのか不明です。ドラムは新品ドラムが非常に値上がりしたため、リユースドラムの人気が高まりやや入手しづらい状況が起きています。価格的にはポリ容器も含めやや強含みな感じです。

その他

輸送コストが上がって来ており、これがかなり響いています。運送会社により、また契約によりことなりますがペール缶1缶で数百円程度あがったものがあり非常に困っている状況です。今後ここが大きなネックになりそうな気がします。

 

おまけ 純正オイルは自動車会社と石油元売りとの間で半年に1度程度の交渉で価格が変更されるため他のオイルより半年から1年遅れで価格が変動します。今大幅に価格が上がって来ています。

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