2023年秋冬 オイル価格などの予想
2023年秋・冬のエンジンオイル価格の2023年9月1日時点での傾向と個人的な予想です。
原材料についてですが、オイルの主成分のベースオイルは種類により10月から数円~10数円/L程度上がります。ベースオイルは1月、4月、7月10月が価格改訂の月で、鉱物油と合成油では計算式が異なるため上げ幅が異なりますが、10月はどちらも少し上がる予定です。主な原因は為替で、例えばグループⅢベースオイルでは7月分は1ドル134円程度で計算されており、現在の約145円と比較すると8%為替でUPとなります。
添加剤も同じように為替の影響を受けますが、添加剤は添加剤各社が個別に時期と上げ幅を決めるため今秋はまだ上がらない感じですが、冬から来春は為替の動向により価格変更があるかもしれません。
基本的には原材料や経費が上がり傾向です。ただ昨年のような急激で異常な値上がりではありません。
原材料はこのような状況ですが、オイル価格は製油元売り、純正オイル、オイル製造会社、さらに卸価格と販売価格では立場がことなり、原材料の動きと必ずしもリンクしません。そのためここからは非常におおまかな話です。
石油元売りのオイルについては10月からE社とC社がベースラインを上げます。これは通常の「原油+為替」での価格変動以外に、さらに上乗せで容器代や経費増をあげるもので少し改定額が増えます。
純正オイルは石油元売りと自動車会社との価格交渉で決まりますが、半年に1度の交渉のため改定時期が他より遅れ気味で動きます。すでに今年に入りかなり急激に上がっています。
弊社でも原材料が上がるのでなかなか厳しいですが出来るだけ頑張るつもりです _(._.)_ これからもエンジン保護とコスパに優れたオイルを目指します。