簡単にわかるBMW用オイル LL-01FE LL-17FE LL-19FE LL-22FE
BMW-JAPANのホームページでオイルはこれまでオイルは3種類でしたが、2023年から7種類に増えています。これは従来なかった低粘度オイルや省燃費オイルを出したからです。新しい規格のオイルについて問い合わせが多いので今回はわかりやすく何を使用すればよいのかを記載します。
それぞれの特徴とACEA規格でなにがあてはまるかを書きます。
①LL-01 5W30は「ACEA A3/B4 5W30」が使用できます
②LL-01FE 0W30は燃費が1-2%程度落ちますが「ACEA A3/B4 5W30」が使用できます
③LL-04 5W30は「ACEA C3 5W30」が使用できます
④LL-17FE 0W20は低粘度オイルです。「ACEA C5/C6 0W20」が使用できます(弊社は製造していません)
C5/C6が入手困難な場合は「ACEA C3 5W30」も使用可能ですが、指定より高粘度のため燃費が2-4%程度落ちる可能性があります。国産車の0W20指定エンジンに5W30を入れるのと同じ理由です
⑤LL-19FE 0W30は「ACEA C3 5W30」が使用できます。ただ燃費が1-2%程度落ちる可能性があります。
⑥LL-22FE 0W12は超低粘度オイルです。「ACEA C5/C6 0W12」となりますがこの規格を製造している会社はほぼないと思います。(弊社も製造していません)
⑦10W60 BMW Mシリーズ用オイルで特殊なオイルのためACEA規格ではありません(弊社ではレーシングオイルをお勧めしています)
今回は純正オイルが手に入りにくい場合、ACEA規格でなにが該当するか書きました。
おまけ 欧州車エンジンも省燃費化(低粘度化)が進みつつあります。しかし省燃費化によりエンジン保護性能が落ちる可能性があります。エンジン保護を優先するか、燃費を優先するかを考えてのオイル選びが必要になってきました。(私はエンジン保護優先派です!)