エンジン摩耗について その1 原因
エンジンの摩耗は走行時間とともにすすみ避けることはできません。しかし摩耗を減らすことはできます!ブログでは数回にわけて摩耗の原因やオイルと摩耗の関係・摩耗を減らすには、などについて書きたいと思います。
摩擦とは物と物がすれあうことで、摩耗とはすりへることです。エンジン内部ではピストン・カムシャフト・クランクシャフト・バルブなど金属同士がすれあい摩擦がおき、その結果として摩耗します。
今回は磨耗について基本的な原因を見ていきます。摩耗の進行にはいくつかの条件があり、大きく分けると下記の条件が考えられます。
①運転条件 エンジンの回転数や負荷・運転時間の長さ等
②材料条件 エンジンン各部の材質・コーティング
③環境条件 温度や湿度・空気中のほこりの多さなど
④潤滑条件 オイル粘度、添加剤・ベースオイル・交換距離 など
⑤接触部(摩耗部)の条件 オイル中の摩耗金属粉量や未燃焼燃料 トライボフィルムなど
があります。このうちエンジンオイルは ④潤滑条件と ⑤接触部の条件 に関わっています。
次回はオイルと摩耗を中心により詳しく書く予定です。お楽しみに!