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DL-2規格とは?  DH-2と間違いやすいので要注意!

規格を間違えると大変です!

 

最近国産ディーゼル車でDL-2が指定の車が増えています。2021年制定の新規格で、以前からある大型トラック用のDH-2規格と間違えやすいので要注意です!!

 

DL-2とDH-2の違い

DL-2は乗用車用オイルでDH-2は大型トラック用オイルで全く異なるオイルです。間違えて入れてもその場で壊れることはありませんが出来るだけ早めに正しいDL-2に交換して下さい。

少し詳しく言いますと大型車では酸性物質を中和するアルカリ分もカーボンを分散させる清浄分散剤も大量に入っています。また安価なオイルが多いためグループⅠ鉱物油を使用しているオイルが多いため、DPFが非常に早く詰まります。

 

DL-2が手に入らない場合

DL-2規格オイルはACEA C規格を手本に制定されたためACEA C規格と互換性があります。入手しづらい場合はACEA C3やC2などをご使用下さい。ACEA C規格は国際規格でとても優れた規格です。

 

DL-2とDL-1の違い

DL-2はDL-1と比べると硫酸灰分が15-30%程度多めです。これは世界規格ACEA C規格に合わせたためで、硫酸灰分が多いとDPFはやや早くつまりますがエンジン保護に優れます。例えるとマスク(DPF)はやや汚れるけど心臓(エンジン)は長持ちする感じです。

最後に簡単にクリーンディーゼルエンジン用オイルの特徴を表にします

 

おまけ 

DPF(ディーゼルパティキュラーフィルター)はすす状の微粒子を捕捉する微細な穴が多数あいたフィルターです。マスクのようなものでいつかはつまる交換部品です。硫酸灰分(SA)もグループⅠ鉱物油の成分もどちらも詰まる原因です。

 

おまけ2

「DL-●」はディーゼルライトで「軽いエンジン用=乗用車」、「DH-●」はディーゼルヘビーで「重いエンジン用=大型トラック用」ですが名前が似ていて間違いやすいので気を付けて下さい! 私ならもっとわかりやすいネーミングにするのですが…

 

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