オイルの粘度と燃費の関係 HTHS粘度の変化も
今回はオイル粘度と燃費です。燃費重視かエンジン保護重視かの参考にして下さい。
オイルの粘度と燃費についてはいつくかの研究があります。下記の図はその1つです。
横軸は燃費の変化で100℃動粘度6を基準としてプラスマイナスを%で記載しています。横軸は100℃動粘度です。上部に「SAE8」とか「SAE16」と記載しているのは「0W8」「0W16」と思って下さい。
0W16を基準とすると下記のようになります。ついでにエンジン保護に必要なHTHS粘度の変化も自社オイルでの比較ですが右側に記載します。
つまり1つ粘度を上げると1-2%程度、2つ粘度を上げると3%程度燃費が下がります。これはバイクでも同じで10W30と20W50では3%燃費に差がでます。
エンジン保護に必要なHTHS粘度(油膜の厚さと考えて下さい)は1つ粘度をあげると10%程度、2つ上げると30%程度あがります。
結論
粘度を1つあげると燃費で1-2%マイナスとなり、エンジンを保護する油膜は10%厚くなるというのが結論です。
おまけ
ACEAオイルがエンジン保護重視だということはHTHS粘度からもわかります