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水素エンジンの問題点 多層フラーレン二硫化タングステンで解決できるか? 今回は私の夢

水素は燃えると水になります

 

水素エンジンはCO2が出ません!環境にとってベストなエンジンです。

オイル業界にとって水素エンジンは「希望」です。電気自動車にオイルが不要ですが水素エンジンには必要だからです! オイル業界にはここがとても大切です(^^;)  ということで地球温暖化とオイル業界の将来は水素エンジンにかかっています!

 

水素エンジンについて私は素人ですが、開発の大きな問題点として水素を完全燃焼させられないことがあるそうです。

水素は燃焼するとH2+O=H2O(水)となりますが、非常に着火しやすく、現状では水素1:1酸素程度でしか燃焼させられないそうです。そのため理論上の馬力の半分しかパワーがでません。しかりより深刻な問題は未燃焼の水素がピストンのすき間からクランクケースに入りこみ爆発してエンジンに深刻なダメージを与える可能性です。いかにピストンとシリンダーの気密性をあげてブローバイガスがクランクケースに入らないようにするかがとても大切だそうです。

 

ここからは私の夢です。未燃焼水素ガスがブローバイガスとして燃焼室にはいらないようにするにはピストンとシリンダーの密閉性を上げることでピストンリングの性能が大切ですがT-BOOST多層フラーレン二硫化タングステンもこの密閉性を上げます。

2024年6月25日のブログに載せた下記の表でTBNの減少が非常に少ないのはピストンの密閉性があがりブローバイガスが減るためクランクケース内の酸性物質が減少しTBN(アルカリ分)の使用量が少なくて済むためです。ピストンリング性能向上と多層フラーレンの組み合わせで密閉性の向上ができないかというのが夢です。

とはいえ私は水素エンジンは素人なのでどうにもできないので「夢」です。ということで今回は夢を書かせて頂きました。

 

おまけ1 (後半は少しCMはいります)

水素エンジン用エンジンオイルには燃焼で発生する多量の水分をいかにオイル中にきれいに分散するかという性能が必要です。弊社のオイルではACEA C3 SP規格が水分を分散する性能が非常に優れています!HVエンジンではすでにエンジン内部が錆びるなと水分による問題が起きていて、この問題を解決できるオイルを開発中です

 

おまけ2 水素エンジンには機構的にロータリーが向いているという話もあります

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