今回のブログはすべて私見です！潤滑油業界と関係ありません！

2025年3月末リリースのAPI　SQ規格ですが、潤滑油製造側からみると非常に動きが遅い感じです。SP規格がリリースされたときと比較してSQ規格は製造するのに必要な添加剤の情報の出方が非常に遅いです。

私が思うにその理由は3つありそうです。

1点目は規格自体の問題で、SQ規格はLSPI防止性能・タイミングチェーン摩耗防止性能・燃費がそれぞれ少しずつ良くなる感じで「SP規格より全体的にちょっといいね」くらいの性能のため目玉が少ないことがあります。そのため残念ながらネットなどで話題になること少なめです。

2点目は自動車会社がこの規格の採用に消極的で、純正オイルはしばらくSP規格のままでいくと思われます。このため純正オイルを製造している石油元売り会社のオイルも切り替えがすすまない可能性があります。

3点目はSQ規格の次の規格が3年後に予定され、すでに進行しています。ある程度中身が見えていますがわりと改善点が多い規格となりそうです。

このあたりもありSQ規格オイルが市販されるまですこし時間がかかりそうです。

最後にSQ規格について「あまり変わらない」と考えるか、「すこしでも良くなっているものがエンジンには良い」と考えるかが使用するかどうかの判断基準となりそうです。