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VW50400/50700について 制定年により中身が違う!!

昔、ビートルに乗っていました! 子供が笑顔で手を振ってくれる車です!

 

VW車に多く使用されるVW50400/50700規格ですが、実は規格の制定年によってオイルの中身が大きく異なります。

VW50400には、①VW50400(2021) ②VW50400(2012) ③VW50400(2004)

VW50700には、①VW50700(2020) ②VW50700(2015) ③VW50700(2004)

があります。()の中は規格の制定年度で、数年おきに改訂されています。

問題は2020年から2021年にかけてDPF・GPF対策のためSAPS量が1.5以下のHi-SAPSオイルから、SAPS量が1.0以下のMid-SAPSオイルに変更されている点です。

わかりやすく表にしたのが下記の表です。

つまりVW50400/50700が指定のVW車は正確にはA3/B4=Hi-SAPSを使用する車と、C3=Mid-SAPSを使用する車がありそれは上記の表でわかります。

現行のVWの純正VW50400/50700規格オイルはACEA規格の表示がありませんが、C3相当と思われます。このオイルをA3/B4が適合するエンジンに使用しても問題はありませんがA3/B4よりエンジン保護性能につながるSAPS量が少なめのためで摩耗が多めとなります。

今回の話はACEAオイルを製造しているからわかります。ディーラーの方はあまりご存じない、かなりマニアックな内容です!

 

おまけ

DPFはクリーンディーゼル車に、GPFは主に2020年以降のガソリンエンジン車についている排ガス後処理装置で排ガス中の微粒子を吸着します。SAPSの中のSA(硫酸灰分)がフィルターがつまる原因になるため、SAが少なめのオイルを使用します。

 

おまけ2

A3/B4とC3のエンジン保護性能の違いはオイルマニアブログ・2023年12月6日付け記事の「エンジン摩耗 その5」に弊社のオイルの性能でわかりやすく記載しています。よろしければ参照してください。

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