2025年春~夏 オイルの展望について
個人的な2025年春~夏のオイル業界の展望です。
オイル業界では1月~3月を1Q(第1クォーター)と呼び、4月~6月を2Q(第2クォーター)と呼びます。今回は2Qの展望です。ちなみにベースオイルはこのクォーター毎に価格改定があります!
ベースオイル
供給面の問題はありません。特に高性能オイルに使用されるグループⅢは諸事情があり、ややゆとりがある状態です。価格も多少の変動はありますがほぼ安定しています。現在の予想では3Qも安定しそうな感じです。
添加剤(オイル製造に使用するDIパッケージなど)
添加剤は供給や価格の問題はありません。こちらも割と落ち着いています。
オイル価格の動向
ベースオイルや添加剤価格は落ち着いていますが、ペール缶などの容器代や製造コスト・輸送コストは上昇が続いていますが、全体的には大きな変動はないと思われます。
新規格について
API・SQ規格が4月からスタートします。SQ規格はSP規格と比較して大差はありませんが、少しずつ性能がUPしています。各社のSQ規格への切り替えは夏から秋にかけて順次進んでいきそうです。元売りさんのオイルも2025年秋くらいから順次切り替わるのではと思います。
低粘度のGLV-2規格はすでに出ていますが、T社純正も秋以降となりそうです。ちなみに今得ている情報ではこのT社のGLV-2は新しいベースオイルと新しい粘度指数向上剤を使用した高性能オイルとなりそうで楽しみです。
おまけ
この数年、国内製造のオイルが減っています。その分韓国、中国、シンガポール、インドネシアなどのオイルが容器だけかえて販売されています。T社の純正も一部が輸入オイルに変わり個人的にはとても残念です。国内製造量が落ちるということは、オイル開発力も、入ってくる情報量もすべて減ることにつながります。ここが心配です。
海外のオイルにも優れたオイルがたくさんあります。ただベースオイル面でみても国内製造ならグループⅢだけで製造するオイルが、グループⅡ+グループⅢの部分合成で製造されるケースが多くあります。添加剤の質が気になります。優れたものからそうでないものまで入り混じっているところが個人的に不安です。